• 2026年9月1日

インフルエンザワクチンはいつ打つ?効果はいつから?どのくらい続く?【総合内科専門医が解説】

インフルエンザが流行する季節になると、

  • 「インフルエンザワクチンはいつ打てばいいの?」
  • 「ワクチンを打ったら、いつから効果が出るの?」
  • 「効果はどのくらい続くの?」
  • 「毎年ワクチンを打つ必要があるの?」

と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

インフルエンザワクチンは、接種した直後から十分な効果が得られるわけではありません。免疫が十分にできるまでには通常約2週間かかります。

そのため、流行が本格化する前に接種しておくことが大切です。

今回は、インフルエンザワクチンの接種時期、効果、持続期間、副反応について、わかりやすく解説します。


インフルエンザワクチンとは?

インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスに対する免疫をつくるためのワクチンです。

現在、国内で一般的に使用されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンで、ワクチンそのものが原因となってインフルエンザを発症することはありません。

ワクチンを接種すると、インフルエンザウイルスに対する抗体がつくられ、実際にウイルスに感染した際に免疫が働きやすくなります。

インフルエンザワクチンの目的は、感染を完全に防ぐことだけではありません。

発症を減らし、特に重症化や入院を防ぐことが重要な目的です。

特に、

  • 高齢の方
  • 糖尿病の方
  • 心臓や肺などの慢性疾患がある方
  • 免疫機能が低下している方

などは、インフルエンザに感染すると重症化する可能性があるため、ワクチン接種が重要です。


インフルエンザはいつ流行する?

日本では、インフルエンザは例年12月〜3月をピークに流行します。

ただし、流行する時期や規模は毎年異なり、近年では例年より早く流行が始まることもあります。

そのため、「流行が始まってから接種する」のではなく、流行前に免疫を準備しておくことが大切です。


インフルエンザワクチンはいつ打てばいい?効果はいつから出る?

インフルエンザワクチンは、接種した当日から十分な予防効果が得られるわけではありません。
接種後、免疫反応によって抗体がつくられるまで時間がかかるため、十分な免疫ができるまでには通常約2週間かかります。

また、インフルエンザワクチンの免疫効果は約5か月程度持続します。

そのため、例年の流行時期(12月〜3月をピーク)を考えると、

流行が本格化する前の、10月~11月頃の接種がおすすめです。

また、接種時期を逃してしまった場合でも、流行が続いている時期であれば接種するメリットがあります。


なぜインフルエンザワクチンは毎年必要なの?

インフルエンザウイルスは、毎年少しずつ性質が変化します。これを抗原変異(抗原ドリフト)と呼びます。

そのため、前年にワクチンを接種していても、その年に流行するウイルスに対して十分な免疫が得られるとは限りません。

また、ワクチンによってできた免疫も時間とともに低下します。

このため、インフルエンザワクチンは基本的に毎年接種することがすすめられています。


ワクチンを打ってもインフルエンザにかかることはある?

あります。

インフルエンザワクチンは、感染を100%防ぐワクチンではありません。

その年の流行株とワクチン株の一致度や、年齢、免疫状態などによって効果は変わります。

それでも、ワクチンにはインフルエンザの発症を減らすこと感染した場合の重症化を防ぐこと

が期待されています。そのため、「ワクチンを打っても感染することがあるから意味がない」というわけではありません。


特にワクチン接種をおすすめしたい方

インフルエンザに感染すると重症化するリスクが高い方では、ワクチン接種が特に重要です。

例えば、

  • 65歳以上の方
  • 糖尿病の方
  • 心臓病のある方
  • 慢性の呼吸器疾患がある方
  • 慢性腎臓病のある方
  • 免疫機能が低下している方

などです。

糖尿病がある方では、感染症をきっかけに血糖値が大きく上昇することもあります。

そのため、糖尿病の治療を受けている方にとっても、インフルエンザへの備えは重要です。


インフルエンザワクチンの副反応

インフルエンザワクチンの接種後には、以下のような症状がみられることがあります。

  • 接種した腕の痛み
  • 赤み・腫れ
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 頭痛

多くは一時的なもので、数日以内に自然に改善します。

まれですが、重いアレルギー反応などが起こることがあります。

接種後に息苦しさ、全身のじんましん、意識がもうろうとするなどの強い症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診してください。


インフルエンザワクチン接種当日に注意すること

接種当日は、体調が悪い場合には無理をせず、医療機関にご相談ください。

接種後は通常の日常生活を送ることができますが、激しい運動や過度の飲酒は控えることをおすすめします。

また、接種後に発熱などの症状が出た場合は、無理をせず休養してください。


インフルエンザワクチンは予約が必要?

当院では、インフルエンザワクチンの接種を行っています。

接種開始日:2026年10月1日

接種費用:池田市定期接種の方は自己負担金1500円。任意接種の方は3000円。

予約:Web予約・電話予約

接種をご希望の方は、お早めにご予約ください。


よくある質問(Q&A)

Q. 11月を過ぎてしまったら、もう遅いですか?

いいえ。

インフルエンザの流行が続いている時期であれば、接種するメリットがあります。

接種してから十分な免疫ができるまで約2週間かかるため、まだ接種していない方は早めにご相談ください。

Q. ワクチンを打った翌日から効果がありますか?

十分な予防効果が得られるまでには通常約2週間かかります。

そのため、接種直後は感染対策を継続することが大切です。

Q. 毎年ワクチンを打つ必要がありますか?

はい。

インフルエンザウイルスは毎年変化し、ワクチンによる免疫も時間とともに低下するため、原則として毎年の接種がすすめられています。

Q. 糖尿病があります。ワクチンを受けた方がいいですか?

糖尿病がある方は、インフルエンザなどの感染症をきっかけに血糖値が悪化したり、感染症が重症化したりすることがあります。

そのため、糖尿病の方にはインフルエンザワクチンの接種をおすすめします。


当院からのメッセージ

インフルエンザは、毎年流行する身近な感染症です。

しかし、高齢の方や糖尿病などの基礎疾患がある方では、肺炎などを合併して重症化することがあります。

インフルエンザワクチンは、感染を完全に防ぐものではありませんが、発症や重症化のリスクを下げるための重要な予防手段です。

特に流行が始まる前に、早めに接種しておくことが大切です。

インフルエンザワクチンについてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。


まとめ

  • インフルエンザワクチンは接種後約2週間で十分な免疫ができると考えられます。
  • 日本では10月~11月頃の接種がおすすめです。
  • 流行開始後でも、流行が続いている間は接種するメリットがあります。
  • ワクチンの効果は時間とともに低下するため、毎年の接種がすすめられています
  • ワクチンは感染を100%防ぐものではありませんが、発症や重症化を減らす効果が期待できます
  • 特に高齢者や糖尿病などの基礎疾患がある方は、重症化予防のためにも接種が重要です

インフルエンザが流行する前に、今年の冬に向けた準備を始めましょう。

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